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PS5 ゲームレビュー

お前が軽量級最強だ Thymesiaレビュー

2023年1月3日

『Thymesia』の評価・レビュー・感想記事です。

軽量級ソウルライクと形容したい良作でした。

ゲーム評価とクリア時間

  • プレイ時間:約15時間
  • 個人的評価:Bランク(良作)

総評

  • 総評
    • 価格がかなりお手頃(2000円~3000円)で、その割にはかなり完成されているゲーム。
    • セールとかで安くなってたら、確実に買っておいた方がいい。やってみたら意外と面白いという類。
  • よかったところ
    • 回避主体でバトル展開が早いところ
    • 敵の特技を奪える戦闘システムで、違う敵が出るたびに異なる戦闘が楽しめる。また、回避のほかにパリィもあり、戦闘が純粋に楽しい
    • 人型だけでなく、超大型の敵も用意されているのでワクワク感があった
  • 気になったところ
    • グラフィック。背景とかがテクスチャ貼り付けました感を露骨に感じる。PS3~PS4初期のような見た目。
    • ストーリー。あまり話せるNPCがおらずアイテムのフレーバーテキストでストーリーを把握するスタイル。
開発元OverBorder Studio
発売元TEAM 17 DIGITAL
発売日2022年8月18日
対応機種PlayStation 4(5)・Nintendo Switch・Steam
ゲームジャンルアクション・ソウルライク・ダークファンタジー
公式サイトThymesia公式サイト

安いから期待してなかったらおもしろかった

コスパいいゲームでした

Thymesia(ティメジア)ってどんなゲーム?

かつて栄えていたHermes王国に混沌の時代が訪れている。

王国のすべての疾病を解決するための答えが錬金術であると考えられ、王国中で広く使われるようになり、人々は錬金術を使って独自の強化や治療を行うようになった。錬金術の代償が大きくなりすぎると、その使用を止めようとする試みが行われたが、いずれも失敗に終わり、王国全体に壊滅的な影響を招いた。あっという間に王国は混乱に陥り、疾病に感染したモンスターが街を徘徊するようになり、治療の希望も失われてしまった。

そして、王国の最後の希望がCorvusだ。Hermesの運命は、彼の手に委ねられている。「真実」はCorvusが混沌の世界のあちこちに残してきた記憶の奥深くに埋もれており、この失われた記憶を集めることが王国を救う唯一の方法だ。しかし、真実を解明しようと記憶を遡るたびに見つかるのは、さらなる謎ばかりだ。

主な特徴

疾病を活用せよ:恐ろしいボスや強敵から、強力な生物兵器を入手しよう。かつて繁栄していた王国の闇に潜む恐怖を生き抜くには、敵の力を奪って反撃するしかない。

内なるカラスを受け入れろ:戦闘時にはカラスの姿に変身。羽根を短剣のように投げつけて敵の攻撃を防ぎ、猛禽類のような速さで敵を仕留めよう。

己の戦い方を知れ:Corvusの基本動作や生物兵器をアップグレード・改造しよう。自分自身のプレイスタイルを確立し、道を阻む試練に備えよう。

恐ろしい敵:疾病によりモンスターへ突然変異した敵は邪悪な存在となり、極めて攻撃的だ。そして、あらゆる局面で君に挑戦してくる。

バラバラになった記憶:Corvusの記憶を辿り、過去に隠された真実を明らかにし、彼の過去を解き明かそう。

引用元:Thymesia | Playstation販売ページ

疫病と錬金術で崩壊する国というストーリー

疫病への対策として錬金術が流行った世界が舞台になっています。

錬金術の使いすぎによる副作用で王国は壊滅。

錬金術で抑えていた疫病も流行り出し、もう終わりだよこの世界状態!

ポイント

  • そんな国で抗い続けるのが主人公であるコルヴス。コルヴスは記憶喪失となっており、コルヴスの記憶が王国救済の鍵を握るらしい。
  • ストーリーははっきりと深追いはされず、フレーバーテキストである程度把握していくスタイル。
    • NPC等も少ないので、しっかり探索してアイテムを集めないとストーリーがよく分からないまま終わってしまう可能性あり。

ちなみにこのボコボコにされているのがコルヴス君である。

記憶を取り戻さないと雑魚のままだぞ! 思い出せ!

王国復興の鍵を握る重要キャラ

本作では錬金術と疫病のせいで街中を化け物が闊歩しています。

ちなみに目が合うと襲われます。

みんなはガン付けるのをやめようね。

そんな世紀末な世界でもまだ理性を保っている人物がいます。

敵だったり、味方だったりする彼らと協力し、時には戦い世界を救おう!

えっ?

赤い鎧のやつにさっきボコボコにされてたけど理性あるのって?

あるよ(一応)。

軽量級で技能派タイプな戦闘スタイル

Thymesia | OverBorder Studio | Team17

本作はかなり早いバトル展開が持ち味です。

回避して、手数を稼いで攻め立てるといった戦闘スタイルですね。

そもそもコルヴス君をご覧ください。

もう見た目からして、軽量級とか技能系っていうキャラの外見してませんか?

見た目にたがわず、そういう感じの戦闘スタイルです。

ポイント

  • 回避と手数重視の戦闘スタイルがゲーム展開を早くしており、アクション面でかなり楽しめます。
  • ただ、その分戦闘時間が長くなりがちで、大技叩きつけて粉砕という一撃の爽快感は薄いです。
  • ゲームイメージとしては、「Bloodborne」と「SEKIRO」と半々で割った感じ。
  • 難易度自体はソウルライクなのでちょっと難しいかも。

敵の技を盗むというゲームシステム 単調な戦闘へのアクセント

さて、良くも悪くも避けて切ってるだけの戦闘だと飽きます。

そこにアクセントを加え、戦闘をより面白くするのがこの戦闘システム「疫術」です。

疫術は疫病から生じた力(という設定)で、基本的には武器が具現化されます。

この疫術を主人公を敵から奪え、ゲーム内では1秒程度の溜め技を当てれば奪えます。

敵からサクサク奪えるので、回避→大技で隙がある疫術をぶちかますという戦闘ができるわけですね。

ポイント

  • 敵が持つ固有業「疫術」を奪えるシステムが、戦闘により深みを持たせます。
    • なお、1個1個ストックするシステムなので連発できない。
  • ストック制の都合で、ドンドン使おうともならず、また疫術ごとに性能差が大きいのも気になる。

主人公強化の他にスキルツリーや疫術強化のカスタマイズも

本作は単純な主人公強化、特殊技能の解放、疫術、回復アイテムの強化といったカスタマイズ要素があります。

色々カスタマイズできるんですが、分岐して片方も選べないこともあるので注意が必要ですね(回避主体に強化したら、パリィ系が強化できない)。

ポイント

  • 主人公強化、技能解放、疫術強化、回復アイテム強化と色々カスタマイズ可能。
    • 色々と強化要素があるので、単純に強くなっていく楽しみがある。
  • 強化要素は多いが、それを前提とした難易度ではないので最悪強化しまくればクリア可能。
  • 初期から手に入る疫術が強化すれば強いところも高評価。
  • 選択できる技能が分岐するため、例えば回避技を選んだらパリィ技が選べないのが残念。オレつえ~したかった。

さいごに 評価・レビュー・感想まとめ

Thymesia(ティメジア)の評価・レビュー・感想
Thymesia | OverBorder Studio | Team17

以上がThymesiaのクリア後レビューとなります。

最初に書いた通りですが、価格が安いので全く期待せずソウルライクというだけで買ったのですが、その評価を覆す完成度の高さでした。

もちろん価格がお手頃なだけあって、グラフィックの粗さとボリュームは改善の余地があります。

ただ逆に言えばこの価格でこれくらいしか気になる箇所がなかったので、その分かなりコスパが高いと言えるでしょう。

最後に一言。

この赤ずきんちゃんみたいな女の子、カワイイです。

こんな人にオススメ

  • ソウルライクゲームが好きな人
  • 高難易度のゲームが好きな人
  • ボリューム少なめでサクッとクリアできるゲームを求めている人
  • コスパがいいゲームをプレイしたい人

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お茶目な「ななさき」

ななさき

年間プレイ時間1000時間、毎月新作を1本はプレイする生粋のゲーマー。 ゲームレビューとゲーミングデバイスの使い心地を発信するブログ「ななさき」の運営者。

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