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PS5 ゲームレビュー

PS5版デモンズソウル クリア後レビュー これは神ゲー 誓ってもいい

 今回はPS5版『Demon's Souls(デモンズソウル)』の評価・レビュー・感想記事です。ソウルシリーズは大好きでSEKIRO等も含めてクリア済みです。唯一ダクソ2だけは未プレイとなります。

評価は総評のとおりです。
当時面白かったゲーム
それのグラフィックや快適度が大幅向上したら神ゲーに決まってますよね。

総評

クリア時間:約15時間
個人的評価:Sランク(神作)

 あのソウルライクの原初となる作品『Demon's Souls(デモンズソウル)』をPS5用にリメイクした作品。リメイクとはいっても昨今のようにゲームそのものが劇的に変わるのではなく、あくまでPS3を忠実に再現した上でグラフィックが劇的に進化した作品となる。基本的に大きな変更点はグラフィックやロードなどの快適度の改善と思ってもらえれば問題ない。
 ゲーム自体はそもそもデモンズソウルが面白いので面白いの一言に尽きる。リメイクにあたって若干操作性が異なるので、旧作をやり込んだプレイヤーほど操作に違和感があるかもしれないが、そこは慣れでどうにかなるだろう。
 個人的にはグラフィックやFPSが改善され、それ以外はリメイク前とほとんど一緒なので、これを機にプレイしてみたいという人にはぜひおすすめしたい。既プレイの人でもグラフィックが進化するだけで一味違うので、久しぶりにやってみるかくらいの感覚でプレイするとまた違った面白さが得られるだろう。

Demon's Soulsってなに?

開発元Bluepoint Games・SIEジャパンスタジオ
販売元ソニー・インタラクティブエンタテインメント
発売日2020年11月12日
対応機種PlayStation 5
ゲームジャンルアクションRPG・ソウルライク

デモンズソウルは高難易度アクションRPGです。
トライアンドエラーを繰り返して攻略していくタイプのゲームで、ソウルライクというジャンルの原点となる作品です。

・ソウルシリーズ
→デモンズソウルやダークソウルといったフロムソフトウェアの一連のシリーズをここでは指しています。

・ソウルライク
→上記フロムソフトウェアのデモンズソウルやダークソウルに影響を受けた作品群のことです。

 本作はもともとPS3で発売された作品でそれをPS5用にリメイクしたものとなります。最近はバイオハザードやFF7のようにリメイクというとゲーム内容ごと大きく変わるものが多いですが、本作ではゲーム内容はほとんど変わらず、グラフィックやFPSや音響にロードといったゲームプレイの快適度が大きく向上しています。

 そのため、ソウルライクが初めてといった人や、デモンズソウルをプレイしてみたいけど今更PS3でプレイするのはちょっとなあ、といった人ほどおすすめできる仕上がりとなっています。

 ゲームとしてはソウルシリーズ原点の作品となるため、今までのダークソウルやブラッドボーンといった作品と大まかな内容は変わりません。一番最初の作品ということもあって、ボリュームがそれらと比べると少ないと感じるかもしれません。実際、自分のプレイ時間にもあるとおり15~30時間もあればクリアできるのではないでしょうか。

 全くソウルシリーズをプレイしたことないよという人に説明すると、ソウルシリーズは高難易度アクションRPGです。敵の攻撃力や体力が高く、少し油断するとすぐにやられてしまうようなゲームです。
 ゲーム内での経験値のようなものであるソウルを溜めて、自キャラのステータス強化、武器や防具の強化、果ては何回もトライアンドエラーを繰り返して鍛え上げたプレイヤースキルで攻略していく。その歯応えと達成感から人気を呼び、今ではソウルライクと呼ばれるジャンルを築き上げるほどの作品となりました。

Demon's Souls(デモンズソウル) 評価・レビュー・感想
グラフィック向上の結果、ドラゴンの炎はより重々しく感じられます。
出典:Demon's Souls | PlayStation 公式サイト



それで具体的にはどんなゲーム?

難易度について

デモンズソウルは弱点や対策できるボスが多いので、ソウルシリーズの中でも一番攻略しやすいかもしれません。
そういう要素がある分、ほかのソウルシリーズとは違った面白さがあるのですが、すでにほかのソウルシリーズ作品をプレイしている人にとってはある意味歯応えがないかも。

 前述のとおり高難易度アクションRPGです。
 ただどれだけ勝てなくてもレベル上げさえしていれば、いつかは勝てるようになるとは思います。また、ソウルシリーズ最初の作品ということもあって、今やり直してみると結構簡単に感じましたね。

 今までのソウルシリーズ作品のどれかをクリアしていれば詰まることはないはずです。
 仮に初めてプレイする方であっても、デモンズソウルは弱点がはっきりしているボスが多いため、攻略情報を調べれば意外とあっさり倒せると思います。
 ネタバレになるので名前は書きませんが、おそらく本当に殴り合いをする必要があるボスは数体しかいません。だいたいのボスは弱点や何らかの対策法やイベントバトル要素があり、それを糸口に攻略できるでしょう。

 ソウルシリーズが初めての人ほど難易度的にはおすすめですね。回復が苦しいのも序盤だけで中盤以降は大量に持てて、ほかの作品よりも単純にやられにくいです。



ゲームシステムについて

ポイントは下記項目にまとめました。
キャラを育て(かつ何度もやり直してプレイヤースキルも育てて)、各エリアを攻略していきます。ゲーム終盤にはあまりにも強くなった自分のプレイヤースキルに驚くことでしょう。君こそが最強のデーモンになるのだ!

 本作品では敵を倒したり、アイテムを使用したりして手に入るソウルという経験値のようなものがあり、それを使用することで自キャラのステータスを成長させることができます。

 テンプレビルドとしては、物理主体となる脳筋(筋力特化)、技量(技量特化)、上質(筋力と技量)などがあります。また魔法主体となる純魔(魔力特化)、信魔(信仰と魔力)、アンバサ(信仰特化)などがあり、基本的にRPGでイメージするようなキャラは一通り作ることができます。

 武器の種類も豊富ですがステータスによって得られる武器ボーナス値が異なるため、基本的にはなりたいキャラに合わせて武器を持つ、もしくは持ちたい武器に合わせてステ振りをすることになります。

 そうして鍛えたキャラで各エリアを攻略していくゲームとなります。エリア自体は5種類と少ないですが、ボスを倒すと1段階エリアの奥に進むことができ、ボスを倒すほどエリアの様相も変わるので実質的には種類として倍以上のステージが用意されています。

 また、ステージやキャラにソウル傾向が用意されており、最白や最黒にすることでイベントも変わります。最黒は難易度が高いのでもしプレイするなら最白を意識しましょう。これは適宜調整できるのでやり込むのであれば、最終的には両方でエリアを回ることにはなるでしょう。

ポイント

・ソウルを使ってキャラを育てる
・豊富な武器とステ振りによって、自分好みのキャラにしよう
・育てたキャラでエリアを攻略。エリアは5種類と少なく感じるかもしれないけど、ボスを倒して奥に進むとガラリと変わるよ。そのため、実質的には5種類以上ステージとしてはあるのだ。



世界観について

ソウルというある力を手にして繁栄した王国。更なる力を求めたら封印されていた古い獣を呼び起こしてしまった。デーモンたちに国民が襲われ、あちらこちら亡者だらけになり王国は崩壊寸前。
これはもうおしまいかと思いきや、世界を救うべく1人の勇者となってあなたがかの地に舞い降りた。ソウルの業で栄え、業で滅びる世界。果たしてあなたは救えるのか、というストーリー。

崩壊寸前の世界かつダークファンタジーのため、基本的に明るい物語ではありません。
中にはめちゃくちゃグロいステージ『腐れ谷』もあるので、耐性がない人は頑張ってください。

ちなみにソウルの業(わざ)で栄え、業(ごう)で滅びる、です。これは上手いでしょ。

北の国、ボーレタリアの王、オーラントは
人跡地の限界、氷山脈の奥地で、巨大な楔の神殿を見出し、ソウルの業を手にした。
ソウルとは、人に隠された、新たな力であるようだった。

だが、ボーレタリアの繁栄は長くは続かなかった。
老境に至ったオーラントは、更なる力を求め楔の深奥に入り込み
そこに眠る古い獣を目覚めさせ、色の無い濃霧と、デーモンたちが生じた。

色の無い濃霧はボーレタリアを覆い、デーモンたちは人々からソウルを奪い、喰らった。
ボーレタリアは、瞬く間に、ソウルに飢えた亡者だけが彷徨う亡国と成り果て
霧の裂け目から、多くの英雄たちを飲み込み、そして、誰も戻らなかった。

濃霧は、静かにボーレタリアから滲み出しつつあり、
既に北の地の大半が、濃霧の中に消失していた。
人々は、緩やかな滅びの予感に絶望していた。
やがて濃霧が、世界の全てを覆うだろう。

そんな中、最後の希望が
霧の裂け目からボーレタリアに入り込む……。

引用元: Demon's Souls | PlayStation 公式サイト



面白かった点、不満点について

良くも悪くもPS3デモンズソウルから内容に変化はないので、新鮮味という点では微妙かもしれません。それでもそれを上回るグラフィックなのでぜひプレイしてほしい。

面白かった点について

圧巻のグラフィックと音響で没入感が半端じゃない。これぞPS5という高品質。魔法もより派手になっていて、熟練の使い手になった気分になれる。

・上記グラフィックを活かすため、フォトモードが導入されている。フォトモードは個人的にはいらないかなと思っていたのだが、いざ使ってみると面白い。

・ロードが早い。ソウルライクでは何回もゲームオーバーになるので、ロードの早さ=ゲームの快適度に直結する。ちなみにロードは数秒もかからない。

不満点について

・グラフィックが良くなった分、グロイ箇所がより際立っている。特に腐れ谷の序盤は本当に気持ち悪いので気が滅入る。

×ボタン決定のため、諸々操作が反転している。慣れれば問題はないが、どうしても気になるなら本体機能のアクセシビリティで変更する必要あり。

グラフィックが向上した割には、キャラメイクはそこまで力が入っていなかった。ソウルシリーズで真剣にキャラメイクをする人はいないかもしれないが、どうせならもっと凝っててよかったのでは。



ゲームの雰囲気が分かるおすすめシーン集(ネタバレ注意)

 ゲームの雰囲気が分かるようにPS5のシェア機能を使ってみました。フォトモードでいい感じに撮れたのがなかったので、今後はもっとどのゲームでもフォトモード活用していきたいです。
 この記事には入れてないですが、動画もシェア機能でツイッターに投稿しているので実際のプレイ画面等が気になる人は参考にしてください。ただ、ボスが写っているので本当にネタバレには注意。

個人的にはドラゴンと塔の騎士がとてもいい感じに撮れました!



さいごに

 リメイクとはいえ、PS5初のソウルシリーズである本作品は圧倒的世界観でした。グラフィックが向上するだけでゲームとしての臨場感はこんなにも変わるんだなと改めて実感しました。

 Returnalもそうですが、グラフィックが良いだけで一定の面白さは担保されるんですね。あとPS5ということもあってロードなどゲームとしての快適度も段違いです。PS5を持っているのであればぜひプレイしていただきたいです。

こんな人におすすめ

・ソウルライクが好きな人
・デモンズソウル未プレイの人
・圧巻のグラフィックを堪能したい人

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  • この記事を書いた人
お茶目な「ななさき」

ななさき

年間プレイ時間1000時間、毎月新作を1本はプレイする生粋のゲーマー。 ゲームレビューとゲーミングデバイスの使い心地を発信するブログ「ななさき」の運営者。

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