今回はPS4版『Sid Meier’s Civilization VI ~シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI~』をクリアしたのでレビューしていきます。PC版はプレイしていないですが、switch版も既プレイです。なお、プレイ自体はPS5で行いました。
Civilization VIってなに?
開発元 | Firaxis Games・Aspyr |
販売元 | 2K Games・Aspyr |
発売日 | 2016年10月21日 |
対応機種 | PS4・Xbox One・Nintendo Switch・PC・ iOS・Android 等 |
ゲームジャンル | 4X・ストラテジー |
本作は シヴィライゼーションシリーズのナンバリングタイトルとなっています。ゲームジャンルは4X、ストラテジーで自分の国を創り上げていき、敵国(敵プレイヤー)と勝利条件へ向けて競争しあうターン制ボードゲームのようなゲームとなっています。
ところで4Xとは何でしょうか。これは自分も調べていて初めて知ったのですが、Wikipedia曰く「ストラテジーゲームの中でも、"eXplore":探検、"eXpand":拡張、"eXploit":開発、"eXterminate":殲滅、の4つの性質を兼ね備えた作品を指す」らしいです。
この要素はこのゲームとよく合っています。
・自分の国の外に出て探索し、新たな土地や敵国や有効国を発見する。
・新たな土地を自分の領土にし、国を拡張していく。
・自国内に研究施設や文化施設、軍事施設などを建てて開発を進める。
・軍事力を強化し、敵都市を占領する。
このようなことをターン制で行っていくのがこのシヴィライゼーションシリーズです。
それで具体的にはどんなゲーム?
自分の国を創る
具体的にも何もこのタイトルのままですが、自分の国を創るゲームです。
ゲームの初めに好きなマス(ボードゲームのようなというのはステージがタイルのようなマスで構成されているから)を選び、都市を建てます。これが自国となります。
最初はこの都市周辺の数マスしか領土になっていません。ターンを進めたり、購入したりして土地は増えていきます。それぞれのマスからは資源やお金が手に入ります。それらを駆使して自国マスに研究施設や軍事施設を建てて国力を強化する。敵と戦い、勝利する。こんなゲームです。
また、時代設定もあり、ターンを進めていくにつれて古代から現代へと進んでいき、技術も(自分で開発を進めていれば)その時代に合わせて変わっていきます。昔は投石で戦っていたのに、現代になると戦車で戦うといった形です。
豊富な勝利条件
ただ国を創って敵を滅ぼすだけではなく、それ以外の勝利条件もこのゲームには存在しており、その条件に合わせた国にするのも面白いポイントです。
制覇勝利:単純に敵の都市を占領していき、敵国すべてを制覇すると勝利。
科学勝利:科学力を強化し、敵より早く科学技術の開発を進め、敵より早く宇宙進出すると勝利。
文化勝利:すべての国よりも文化的に富んだ国になると勝利。観光大国になれば勝利のようなイメージ。
宗教勝利:自国の宗教は敵国すべてに布教すると勝利。
外交勝利:DLCの拡張パックで追加されますが、外交を有利に進めポイントを一定数貯めて勝利。
これらの勝利条件があります。色んな勝ち筋、それに特化した国創りがとても面白いです。
様々な能力を持つ指導者
プレイするにあたってですが、アレキサンドロスやクレオパトラといった歴史上の偉人を指導者として選びます。選んだ指導者は実質的のその国の王=プレイヤーキャラクターとなります。ちなみに日本の偉人としては北条時宗が選ばれています。
それぞれの指導者には能力があり、制覇勝利に特化したもの、科学勝利に特化したものなど色々あります。そのため、ある程度どのような勝ち筋でいくかは指導者を選んだ段階で決まることになります。
例えばですが、クレオパトラは交易に対してボーナスが付くため、色んな都市と交易路を築くことで有利に展開を進められます。また、北条時宗の場合は沿岸での戦闘や特定の区域開発コスト削減ボーナスがつくため、海付近で戦闘が有利かつ一部開発も進めやすいという利点があります。
こうした指導者の能力を活かして、各勝利条件に特化した国創りをするのも面白いポイントです。
面白かった点、不満点について
さいごに
初めてシヴィライゼーションシリーズをプレイしたんですが、次の作品は絶対買おうと思うくらいハマりました。変な言い方ですが、ボードゲームのようなゲームをやりたい人にはぜひプレイしてもらいたいです。
PS4でもswitchでもどちらでも問題ないですが、switch版だとどうしても後半重い場面があるかもしれません。ただその分持ち運びとかもできるので一概にどっちとは言えないです。普段プレイする機種のソフトを買うのがいいと思いますよ。
あと1ターンだけ、あと1ターンだけと止め時が分からなくなるくらいの面白さでした。