お疲れ様です、ななさき(@nanasaki_blog)です!
今回は自分だけの邪教団を運営する過激なゲーム『Cult of the Lamb(カルト・オブ・ザ・ラム)』をクリアしたのでレビューしていきます。
最初に結論を言っちゃうと、
ちょっとこのご時世としてはなかなかに突っ込んだネタだけど、ゲームとしてはおもしろい教団運営ローグライクでした!

3.0
Bランク:良作
- 邪教団運営といった斬新なネタでおもしろい
- カワイイ系のデザインとドス黒い世界観とのミスマッチが最高
- 戦闘が単調なので、後半は作業感が強くなってしまう
アプデで武器やスキルが増えれば、マンネリ解消になるかも
ゲーム評価 | Bランク(良作) |
クリア時間 | 約11時間 |
開発元 | Massive Monster |
発売元 | Devolver Digital |
発売日 | 2022年8月11日 |
対応機種 | PlayStation 4(5)・Nintendo Switch・PC(Steam) |
ゲームジャンル | ローグライク・アクションアドベンチャー・シミュレーション |
公式サイト | 公式サイト |
概要・あらすじ
キミは今まさに「旧き信仰の司教」たちにより処刑されようとしている子羊。そんなときに命を救い出してくれたのは「待ち受けし者」と呼ばれる謎めいた存在だった…。
彼から授かった赤き王冠を使いこなし、真なる教団を築き上げよう!
各地を冒険して忠実な信者を増やし、忌まわしき司教たちが支配する旧き信仰の地で自身の教えを広めていくのだ!
信者を集めれば集めるほど、キミは王冠の力をより引き出せる。ときには、強大な力を手に入れるため信者に命を捧げてもらうこともあるかもしれない。そうして手にした赤き王冠の強大な力を振るい、司教たちによって囚えられている待ち受けし者を解放しよう!
引用元:Cult of the Lamb | My Nintendo Store
Cult of the Lambはカワイイ子羊となって自分だけの教団を運営し、他教団を攻め滅ぼすちょっぴりダークなゲームです。
設定はパンチが効いているものの、ゲームとしては戦闘を繰り返してステージを進んでいくローグライク・アクションアドベンチャーと、
教団施設を拡張し、好きにレイアウトしたり、好みの信者を増やしたりといったシミュレーションゲーム、
この要素を掛け合わせて至極シンプルな構成となっています。
おもしろかった・よかったところ
信者を増やして貢がせろ! 教団運営シミュレーション
信者を増やして貢がせろ! 教団運営シミュレーション
Cult of the Lambでは冒険に出かけると、そこら辺に邪教徒に捕まったアニマルがいるぞ!
邪教徒をぶちのめして(拉致)もとい勧誘して信者にしよう!
信者には木を切らせたり、鉱石を掘らせたりと色々雑務をお願いできるのでとりあえず開拓して施設を大きくしよう
えっ?
コキ使って反逆されないのかって?
奴らには飯を食わせておけばありがたがるから大丈夫だ!
あと反逆したやつは牢獄にぶち込むから大丈夫!(大丈夫じゃない)

オレに逆らうと飯抜き!
無茶苦茶言いますね

邪教団を滅ぼすローグライクアドベンチャー
教団を運営する教祖として、他の邪教団を滅ぼし、自分の教団を大きくする使命がある!
という体で各ステージに出て、邪教団という名のエネミーを戦闘で撃破していくのがこのCult of the Lamb。
とりあえず起きたら邪教徒に囲まれているので、ぶちのめすところからスタートだ。
邪教徒の聖地(?)で戦いまくり、弱体化させよう。
信者の数=その力の教団の力、じゃあ弱体化させるには......?
そうだね、信者の数を物理的に減らせばオッケーだね。教祖の手元には剣が握られているだろう......?
というわけで各ステージを選択し、最後のボス戦に向けて準備を整えていこう。
体力回復、信者獲得、武器強化等々得られるボーナスは様々。
これを繰り返して邪教団が弱体化からの、邪教団教祖が出てくるのでぶちのめすという周回戦闘システムで、この部分がローグライク的要素と言えるでしょう。
ボスを倒してステージをクリアすれば、見事クリア報酬をゲットできます。
教団拡張の素材や、信者のステータスが上がるアクセサリーなど魅力あふれる報酬の数々。
次回の周回に備えて、一番欲しいものを選ぶべき!

戦うのはいいけどちょっとエグくない?
そういうコンセプトなので......

信者が増えれば教団が大きく、己が強くなる
教団に信者が増えれば、それだけ信仰ポイントがたまり様々な恩恵が得られるところも、ローグライクかつシミュレーション要素がありおもしろい!
本作では戦闘に役立つスキルのスキルツリー、教団運営に役立つスキルツリー、教団施設のスキルツリーといった形で様々なアンロック要素があります。
それらを徐々に解放していくのはコレクション要素があって楽しいし、快適になった教団を堪能して、強くなった教祖でオレつえ~できるところが面白さかな?
ちなみに、施設はポイントを溜めていかないとトイレすら作れません。
なぜか寝床に漏らして臭いよ~って言ってくる信者の対応もがんばってしよう!
あと教団を極めると信者を生贄に教祖が1回だけ復活! とか余りにもダークな儀式も開けるよ!
それと信者と強制結婚もできるよ!
主人公の教祖の教団も邪教だから、あらゆる黒い儀式ができちゃうぞ!

こっちに文句言う前に漏らすのやめてくれる?
トイレもない世知辛い教団

気になった・悪かったところ
正直後半は戦闘が単調
本作の戦闘は基本的に近接攻撃+遠距離攻撃(ボタン2つ)に回避と移動で戦うといった感じ。
ローグライクよろしく、道中で拾える武器やスキルを自分で選んでいくものの、所持できるのが武器1つにスキル1つみたいな構成となる。
当然選択肢が2択しかないので、その分武器やスキルが豊富かどうかが飽きない点で重要となってくる。きますよね?
ただ、武器もスキルもある程度あるもののパターンで分けると数種類しかない。
だから、数パターン試せばだいたい戦闘に付いてはやり尽くしてしまう。
のにステージ周回数はそれ以上に求められるので、正直後半の戦闘は作業的要素が多いです。
自分としても最初はおもしろかったけど後半は飽きました。
ゲームとしては、戦闘2割でそれ以外の教団運営やストーリー関係が8割の割合でおもしろさに関係しています。
ここは人によるけれども、正直戦闘は微妙かなといった感じ。
でもこの武器等の種類はアプデで追加していけば改善されるので、今後に期待ですね。
こういうローグライク系で純粋に自分が戦闘おもしれえええってなったのはデッドセルズとリターナルくらい。
どちらもレビューしているのでついでに紹介しておきます。
死んでも死ねないローグライクTPS
ローグライク横スクアクション
レビューまとめ

以上がCult of the Lambのクリア後レビューとなります。
邪教団の教祖として悪逆非道を尽くすという一点ネタでぶっちぎりの個性を得ているのが本作品。
まだまだ荒削りなところもあるものの、気になっているのはアプデしていけば改善されそうな要素のところだけ。
ゲーム自体を拡張していけば必然的に解消される問題なので、今後のアプデや次回作が楽しみというのが素直な感想です。
キャラもカワイイので、黒いネタでも楽しんでゲームとして遊べるところがいいですね。
ちょっとでも惹かれたらプレイすべきですよ!
それだけのインパクトはある作品でした。
最後に一言。
教祖様がカワイイからカッコイイになるのがスキ。
ローグライクのおすすめゲーム
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Cult of the Lamb(カルト・オブ・ザ・ラム)
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