『DEATH STRANDING』のPS4版をクリアしたのでレビューしていきます。
プレイ時間:約50時間
個人的評価:Aランク(傑作)
DEATH STRANDINGってなに?
『DEATH STRANDING』は「KOJIMA PRODUCTIONS」が開発し、「Sony Interactive Entertainment Inc.」からPS4版が、「505 Games」からPC版が発売されたゲームです。
ゲームとしてはオープンワールドの「究極のおつかいゲー」。
よくオープンワールドで「これをあの町に届けてくれ」といったミッションがあるかと思いますが、このゲームはそれを楽しむゲームとなっています。
それで具体的にはどんなゲーム?
上にも書いてある通りですが、主な内容としては「おつかい」。ピザが食いたいから早く持ってきてくれと言われ、その依頼主に持っていく、そんなゲーム。
ただ、この「配達」という行為。このゲームでは、そんな単純にはいきません。
多くのゲームのおつかいでは、荷物を失うことはないですが、このゲームでは失います。
荷物を運ぶのが大好きすぎる連中に運んでいる荷物を奪われます。
無理して険しい山を登って荷物を落とします。川を渡るときに滑って荷物が流されます。
荷物が保護されないまま雨に打たれて劣化します。劣化して使い物にならなくなります。
はては幽霊のような存在に襲われ、荷物がドロドロのタールまみれにされます。
とにかくあらゆる方法で荷物を失います。
そんな環境で、荷物が傷つかないようにはしごや車などの道具を駆使して「配達」します。
無事に荷物を届けると届けた相手に感謝されます。
ちなみに荷物を運ぶときはR2やL2でバランスを取らないといけません。
それって楽しいの?(ネタバレあり)
これが意外ととても楽しい。
序盤は配達手段が徒歩しかありません。でこぼこな道をバランスを取りながら歩いていきます。時には、崖を降りたり川を渡ったりしないといけません。
主人公サムには道具を持たせることができるので、そんな時ははしごやロープを使って対処します。また、素直に迂回するのも手です。
正直、最初は退屈に感じることが多いかもしれません。
しかし、ストーリーを進めていくにつれて、バイクや車を使え移動が楽になります。でこぼこな道も舗装された道路を作ることできれいな道になります。荷物に関しても主人公が成長したり、パワードスーツを装着してより多くの荷物が持てたり、速く走れるようになったりします。
配達する方法が豊富になり、より多くの選択肢が生まれます。
荷物を強奪してくる輩に対しても、いろいろな道具で対抗できるようになります。推奨はしないですが、銃も使えるようになります。
終盤に行くにつれて、どんどん配達が楽しくなっていきます。
これに関しては「やればわかる」としか言えません。おそらく人のプレイ動画を観てもつまらなく感じると思います。
ストーリーに関して(ネタバレに配慮)
配達が楽しいのは確かなんですが、このゲームのおすすめはやはりストーリーですね。
自分はゲームに関して、ストーリーを重視するのですが、このゲームはその点で最高でした。
ただただ配達するだけのゲームではない。圧倒的な世界観を感じることができます。
ネタバレになるので控えますが、崩壊した世界を味わいたい人、SF的な世界観が好きな人におすすめのゲームですね。考察好きな人はハマるかも。
プレイ後の感想としては、「静かに終わったな」という感じ。
映画を一本観終えたときのような感慨がそこにはありました。
ストーリーまとめ動画とかを観るより、自分でクリアした方がこのゲームはいいですね。
その方がストーリーに感情移入できます。
あの現象に関しては、今なのか後なのか。どっちが正しいんでしょうね。
不満点はある?
・ゲームのテンポについて
このゲームはムービーシーンが多いですのが、配達が終わって荷物を入れるとか、何かもらったときとか、とにかくムービーが入ります。初めて観るときはいいのですが、一度観るともういいかなとなります。
ムービーはスキップできるのでいいのですが、毎度毎度スキップしているとゲームのテンポが悪くなります。ここが気になるところ。
・その他
上のムービーくらいしか不満点はありません。上にあるとおりこのテンポの悪さだけがどうしても気になりました。
初期はUIが見にくいとか色々不満点はあったのですが、現在はアプデで解消されているので問題なくなりました。
さいごに
今までにないゲームなので、ぜひプレイしてみてください。
特にプレイするときはオンラインがおすすめです。
自分は一人じゃないんだ、今だれかがそこにいるんだというつながりを感じられます。
せっかくなので、プレイしてて綺麗に撮れたスクショを下に載せておきます。