【書評・評価・感想】『ニューコンセプト大全 仕事のアイデアが生まれる50の思考法』

表紙の出典:『ニューコンセプト大全 仕事のアイデアが生まれる50の思考法』Kindle版

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【書評・評価・感想】『ニューコンセプト大全 仕事のアイデアが生まれる50の思考法』

2021年3月11日

 ななさきです。今日はkindleで「電通Bチーム」の『ニューコンセプト大全 仕事のアイデアが生まれる50の思考法』という本を読んだので紹介していきます。ちなみに、読了時間は約3時間でした。ただ、50記事がまとめられている本であるため、1記事は3分程度で読めます。



ポイント

題 名:ニューコンセプト大全 仕事のアイデアが生まれる50の思考法
著 者:電通Bチーム
出版社:KADOKAWA
発売日:2020/7/17

本の概要

「Forbes JAPAN」の人気連載が書籍化!
シンクタンク・ユニット「電通Bチーム」とは、株式会社電通の中に実在する特殊クリエーティブチーム。
広告業(=A面)以外に、個人的なB面(=私的活動、すごい趣味、前職など)を持った社員が集まって組織されている。
56人の特任リサーチャーが1人1つの得意ジャンルを常にウォッチし、情報を収集、現代に必要な独自の「オルタナティブアプローチ」を開発。

その手法は「下剋上タグ」「BUZZサーフィン理論」「ものぐさイノベーション」「はだかを見せるデザイン」など縦横無尽!

そんな電通Bチームの活動からビジネスで役立つ、時代に即した新しいアイデアの出し方を50個厳選公開!
企画やマーケティング担当者はもちろん、営業や、ITエンジニア、もちろんビジネスだけでなく「何か新しいことをしたい!」という人にも必見。
閉塞した状況を壊し、「今までの方法を変える」新しい価値観や方法論、プロジェクトを紹介する1冊。

「新しいことは常に、裏から、小さくはじまる」

(構成)
chapter.1 「個人的」が生むニューコンセプト11
chapter.2 「壁」を越える&壊すニューコンセプト14
chapter.3 「逆」を行くニューコンセプト13
chapter.4 「既存」を最高に生かすニューコンセプト12

引用元:ニューコンセプト大全 仕事のアイデアが生まれる50の思考法 | Amazon kindleストア

 本書は電通に部署として存在する「電通Bチーム」で開発したコンセプト、それをまとめたものとなります。このコンセプトは月刊誌『Forbes Japan』誌において2015年7月25日発売号から「電通Bチームの NEW CONCEPT 採集」として現在まで連載されているそうです。

 電通BチームはA面=従前の方法、正攻法では上手くいかないことに対して、「Plan B」・「オルタナティブアプローチ」=今までと「違う方法のみ」を世の中や企業に提供しており、そんなチームが『「個人的」が生む』『「壁」を越える&壊す』『「逆」を行く』『「既存」を最高に生かす』ニューコンセプトを50個に分類しています。

 今までのやり方とは違った方法、その考え方について学ぶことができ、実際の仕事にも活かすことができるためになる1冊です。



本の感想

 この本ではいろいろなコンセプトを学べるのですが、その中でも印象に残ったコンセプトの例を挙げて感想をお話しします。



01「Bチームを作ろう」、06『「マイ賢者」発想法』から感じたこと

 まず、「Bチームを作ろう」という記事についてお話します。
 この記事ではBチームがどのようにして生まれたのか、作るコツなどについて書かれています。

 その中でも自分が印象に残ったのは、社業以外に私的活動をしている人=小説家や元銀行員、社会学に詳しいなど、社員の個人的なB面を活用すればリサーチにかかる時間をゼロにできるのではと発想でした。

 これは実際その通りだと思います。
 例えば、自分であればゲームをやらない人よりもゲームに詳しいです。さらに好きでしていることなので、情報量や情報収集を苦とすることがありません。なぜなら、プライベートで好きでやっていることだからです。

 好きでやってるんだからわざわざ集めようとしなくても勝手に情報は集まるのです。

 さて、次に『「マイ賢者」発想法』についてお話しします。
 この記事では創造性を高める発想として、自分の興味関心がある分野に「マイ賢者」を作ることが提唱されています。
 「マイ賢者」とは特定の分野において自分より知っている人のことです。例えば、ゲームについて詳しい人、アニメについて詳しい人など。
 そうしたマイ賢者にいろいろと聞いちゃえば、効率的な情報収集もできるし、自分が思いもしなかったことをアドバイスされて面白い発想のきっかけになるのでは、この記事はそういうお話です。

 このマイ賢者発想法ですが、先ほどの「Bチームを作ろう」と似通う点があるなと感じました。
 それは自分でいろいろと知識を得るよりも知っている人に聞いてしまえばいいいいじゃないか、ということです。



この考え ブログにも活かせるのでは?

 そして、この考えはブログ作成において、特に雑記ブログ作成においても活かせると思いませんか。
 雑記ブログはジャンルが広いため、それだけ情報収集に時間がかかります。特定のジャンルを専門にしている人には単純な効率の面で言えば、敵わないでしょう。

 しかし、そんな人たちから学べば、より質が高い、それでいて範囲が広い情報を読者の皆さんに提供できるでしょう。もちろん、そのまま提供しては意味がないのでその中でも自分が面白いと思ったものやアレンジを加えて提供します。

 要は知っている人から情報を集めれば雑記ブログの情報収集を効率化できるよね、というお話です。
 
 例えば、面白いスイッチのゲームって何かあるかなとなったとき、自分はPS4についてならわかるのですが任天堂のゲームはあまりプレイしないのですぐにはわかりません。

 そんなとき、ただやみくもに検索したりプレイしたりするの? ということです。
 任天堂のゲームならこの人が絶対に詳しい、そんな人を見つけてその人のおすすめを聞く。そして、実際にプレイする。面白ければ面白いよと紹介する。
 それをいろいろな分野で応用すれば面白いものだけが集まる効率的雑記ブログができるのではないでしょうか。

 そんな「マイ賢者」を作ることで広く浅くでもなく、狭く深くでもない、広くピンポイントなブログが作れる、そんな風に自分は思いました。

 もちろん当ブログでも他人の受け売りではなく、自分でも積極的に記事情報を集めていくつもりです。ただ、時間に限りがある以上、この分野においては信用できる。そんな人を見つけるのもまた質の高い記事作成においては大事かなと思います。



さいごに

 この記事ではコンセプトを2つ例に挙げてお話ししましたが、他にも48ものコンセントがあります。どれも確かにな、となるような発想が多いため、いろいろなことに活かせると思いますよ。

 ちなみに、自分は「Kindle Unlimited」で読みました。
 登録している人はぜひ読んでみてください。もちろん登録していない人にもおすすめです。

ポイント

いつもの考え方とは違う、別の視点からの考え方を知りたい人
・ある課題を正攻法で解こうとして苦戦している人
・ためになるビジネス書を読んでビジネスに活かしたい人

  • この記事を書いた人

ななさき

ゲームレビューやガジェット情報を中心に発信しています。面白いゲームを紹介していきたいゲーム大好きブログです。 最近はシナリオライターや作家として活動したいので応募しようかと思う日々。

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